SPRING WATER

Past and Future

Spring Waterのこれまでとこれから

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スプリングウォーターの始まり

特定非営利活動法人 SPRING WATER(以降スプリングウォーター)の始まりは、代表理事を務める金田浩邦(以下金田)が、十数名の学生達と開催したビジネスに関する勉強会でした。

当時、 “学生起業”のブームが巻き起こり、起業に憧れる学生が急激に増えていましたが、一方で彼らには、起業に対しもっと現実的な知識が必要であると感じた金田は、2001年より、スプリングウォーターとしての活動をスタートさせました。

この中では、様々な経営者たちが、「会社を創る」という経験について何度も講演を行い、‟起業“というアクションに対し真剣に、そして具体的かつ現実的に動いていくことの重要性を学生達へ伝えていきました。

参加学生が増加していくに従い、ベンチャー企業の経営者の視点に留まらず、所属している学生達から紹介してもらった大学の先生方他、ご縁のあった大手企業経営者の皆さまのお名前を理事として連ねさせていただけることとなり、共に学生支援をしていく形として、2004年にNPO法人化を果たしました。
02

2つの挑戦

ビジネスプランコンテスト「TRIGGER(トリガー)」の始動
スプリングウォーターのひとつ目の取り組みとして、「ビジネスプランコンテストをやろう」という案が持ち上がりました。参加において「起業を前提」とした本気のコンテストをスプリングウォーターのフラグシップイベントとして年に1回開催し、上場企業を輩出しようという狙いでした。

‟自分が変わるきっかけ“という意味合から、「TRIGGER(トリガー)」(以下トリガー)と名付けられたこのビジネスプランコンテストは、スプリングウォーターのNPO法人化と同年9月より、活動をスタートしました。

運営方法として、コンテスト開催毎のコンセプト決めから参加者集め、開催費用のための協賛営業や審査員の選定まで、全てを学生達だけで行っていくというスタイルとしました。学生達の努力、また理事の皆さまのご協力の甲斐あり、10回以上の継続的な開催を実現し、最終的には1000人近くの参加者を集めることが出来ました。
就職のための勉強会「ベストキャリア」の始動
トリガー設立後、私たちは新たに、「ベストキャリア」での活動をスタートしました。就職時の面接対応などに代表されるテクニック的部分よりも、自分のやりがいや自分探し、どんな仕事が向いているかとかを真剣に考える場を設けたいと考えたのが始まりです。

また運営していく中で、ベストキャリアの卒業生が現役のメンバーをサポートしていくというスキームによって、OB・OGも講師として後輩へ教える経験を通し、キャリアアップしていくことも狙いでした。
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海外人材の可能性を見出し新たな挑戦へ

これまでの活動が実を結び、スプリングウォーター卒業生の中から、起業し会社を創り上げるメンバーが年々増えていき、中にはメディアで話題になったり、上場するなど、多くの起業家を世に輩出していきました。

スプリングウォーター設立当時、学生起業家育成の社会的インフラや、アーリーステージの企業をサポートしようという動き他、就職説明会という環境が無い中、これらの場を提供しようと活動し、トリガー・ベストキャリア以降にも、時代に沿った活動の活発化を図ってきましたが、時代の流れに伴い、様々なプラットフォームが整っていき、近年は私たちがこれまで行ってきた活動は役割を終えたのではないかと感じ始めていました。

同時に、株式会社ユニクロを筆頭に、企業が国籍を問わず優秀な海外人材を積極的に受け入れていくスタンスが活発化していきました。当時から、海外には勉強熱心な学生が多い事実を、私たちは現地で感じており、国籍関係なく優秀な人材がいればどんどん登用し、グローバルな視点でいろいろ考えてもらいたいと思っていました。

そして、代表理事の金田が代表取締役社長を務めるコプログループとして海外事業を推進していく中で、ミャンマーという国の現状や国民性に触れ、ミャンマーのビジネスプロフェッショナル育成を日本で行っていくことを計画しました。Myanmar Japan Career Success Network(MJCSN)というコミュニティーをオープンし、スプリングウォーターのグローバル化への第一歩としたのです。

今後、この日本で働きたいミャンマー人向けコミュニティーを筆頭に、より多くの国へこのコミュニティー活動を拡大していくことで、これまで日本の学生に対して行ってきた役割を世界規模に広げ、グローバルで活躍できる人材の育成のプロフェッショナルを目指し、挑戦を続けていきます。