TRIGGER2010決勝進出者インタビュー

目次



タビスパ
メディコンサル
零円授業


タビスパ



タビスパ

2010年 決勝進出者 タビスパ


森部 隼 -Moribe Jun-
慶應義塾大学環境情報学部4年

なぜビジコンに出場しようと考えたのでしょうか?

私にとって、TRIGGERは初めて出場するビジコンでした。勿論、それ以前からビジネスプランを幾つか考えていましたが、正直に言うとビジコンに対して、あまり良い印象を抱いていなかったのです。その理由は、ビジコンで優勝したからといってビジネスの成功が保証されるわけではないこと、ビジコンで勝つために本来取り入れる予定のなかった機能を追加したりしがちになること、そして、本質的な目的はビジコン優勝ではないにもかかわらず、勝つことに意識が行きがちになることです。また、ビジネスプランに順位が付くと、人間はその順位に左右されやすいといったイメージも、私が敬遠した理由の一つでした。

私達のチームはビジコンで優勝することが目的ではなく、本質的な目標はビジネスプランを実現させ、より多くの人に喜んでそのサービスを利用してもらうところにあります。

そのような中でビジコンに出場しようと考えた大きな理由は三つあります。

第一に、ビジコンで実績を上げることにより社会的信用が高まり、営業、資金調達等における説得材料として事業展開をより円滑に行えると考えたからです。

第二に、新しいサービスに顧客を呼び込むことは大きな困難を伴いますが、その解決策の一つになると考えたからです。

つまり、もしも、このビジネスコンテストで高い評価を得ることができたなら、私達のビジネスプランを第三者機関が認めた証になるとともに、日本最大級の集客数を誇るTRIGGERのファイナルでオーディエンスの方々に直接本事業の魅力を伝えることができ、彼らを顧客・ユーザーとして呼び込む大きなチャンスとなるからにほかならないと考えたからです。

三番目の理由は、このビジネスプランは個人ではなくチームプロジェクトだったので、チーム全体の士気を高めるためにも、先程述べた目標を達成するための具体的な通過点が欲しかったのですが、ビジコンはまさにそれにうってつけでした。

以上がビジコンに出場しようと決断した理由です。


数あるビジコンの中でも、なぜTRIGGERを選んだのでしょうか?

そもそも、チームメンバーにTRIGGERを以前から知っていた者がおり、教えてもらったことが、私が最初にTRIGGERを知るきっかけでした。

実際にビジコンに出ようと考えたときには、複数のビジコン候補があがりました。

その中でも、優勝すれば起業サポートを受けることができ、かつ、日本最大規模のビジネスコンテストに出場するということは他のビジネスコンテストよりもビジネスプランと私達メンバーを大きく成長させることができると考え、TRIGGERを選択しました。

その分、よりクオリティの高い他ビジネスプランと戦わねばなりませんが、「折角チャレンジするなら日本最大規模のコンテストに応募しよう!」という気持ちも重なりTRIGGERへの出場を決意しました。


TRIGGER(セミナー、ブラッシュアップ)を通じて得られたものについて教えてください。

セミナーでは、事業計画書の書き方や、未知であった起業した後にどういった能力が求められるのかといったことを具体的に教えていただきました。

また、気になっていたことも浮き彫りになり、大きなミスに繋がる前に対策を講じることができたと思っております。

また、ブラッシュアップでは、有識者の方から全員に向けてではなく1対1でアドバイスしてくださり、私達のビジネスプランで弱い部分、改善すべき点、強みとして伸ばすべき点を的確に指摘していただきました。実際に経験することによって得られる"実践知"をこのTRIGGERで得ることができたと思っています。


当日の感想について教えてください。

今まさにビジネスの舞台で活躍しておられる様々な方からのアドバイスをいただけるので、机上の空論ではなく地に足の着いたアドバイスをしていただけました。ぼくたちは学生ということもあり、けっこうアイデア先行型のチームだったので非常に大きな助けとなりました。

当日は、私のそれまでの人生の中で最も緊張と興奮を覚えました。

プレゼンが始まる直前、舞台裏で控えているときに会場の雰囲気に飲まれそうになりましたが、チームメンバー全員から背中を軽く叩かれ、緊張を解いてもらいました。いざプレゼンを始めると一気に緊張感は消え、あっという間に終わってしまいました。

でも、プレゼンが終わると、やはり緊張が解けたのか、控室に戻るまでの記憶はほとんどありません(笑)

交流会では、TRIGGER関係者の方々だけではなく、オーディエンスの方々と幅広く名刺交換したり、新たな出会いを得ることができ、そこから新しいアイデアやチャンスが生まれたりして、非常に有意義でした。


スタッフとの交流について教えてください。

多くのスタッフの皆さんが自分達と年齢の変わらない学生だったからこそ、気軽に質問や相談をすることができました。

今も心に残っていることは、スタッフの方が「TRIGGERの決勝進出です」という連絡をして下さった時に、私と同じかそれ以上に喜んでくれたことです。

スタッフの方の支援があったからこそ、より真剣にビジコンに挑むことができたと感謝しています。


ビジコンに出場してよかったと思ったエピソードをお願いします。

幾つかありますが、特に出場してよかったと思ったことは、「チームメンバーの成長」を実感できたことです。

TRIGGERに挑んだ約3ヵ月間は本当にあっという間でしたが、終わってみて、自分達に大きな自信が持てるようになったことと、この期間に培った経験は大きな財産となったため、自分そしてチームメンバー全員を大きく成長させていたことに気付かされました。

間違いなく、TRIGGERへの出場は、人生を突き動かすキッカケとなったと確信しており、本当によかったと思っています。

また、TRIGGERが推進力となり、TRIGGER終了後が私達にとっての実質的な目標達成に向けた新たな出発点となりました。


ビジコンに出場するうえでやっておいてよかったこと、やっておけばよかったことを教えてください。

TRIGGERで提案するビジネスプランとは別に、それ以前から何件かの事業計画書を作成したことがあり、この経験が、TRIGGERで提案したビジネスプランを構築する上で大きく役に立ちました。

加えて、TRIGGERに出ることがビジネスプラン構築のスタートではなく、既にチームで動き始めていたことは、次の審査までの日数が限られているビジコンでは、少なからずアドバンテージになったと思っています。

やっておけばよかったこととしては、どの程度のレベルや内容のビジコンなのかを知っておくために、1年前のビジコンにオーディエンスとして参加しておいてもよかったかなと思っています。


TRIGGERへ出場する学生へ、メッセージをお願いします。

TRIGGERを通じて多くのことを経験できますが、自分達の頑張り次第でビジネスプランや自分達の成長への影響は大きく変わります。

是非、悔いの残らぬよう、時間を大切にして本気で挑戦してみてください!

私の挑戦はまだ続いています、諦めずに一緒に未来を切り拓いていきましょう!!

近い将来、お互いにビジネスプロフェッショナルとしてお会いできるよう、私も精一杯精進します!!



メディコンサル(オーディエンス賞 受賞)



メディコンサル

2010年 決勝進出者 メディコンサル


趙 珉技 -Joe MinGi-
青山学院大学3年

そもそもなぜビジコンに出場しようとお考えになったのでしょうか?

初めてのビジコンは2009年度の青山学院大学でした。当時のビジコン参加の目的は賞金でした。

賞金を得てマカオに旅行に行くつもりで青山学院大学のビジコンに参加していたのです。

しかし、ビジコンに参加して事業計画書を作成してみて、私のビジネスプランの必要性を強く感じました。その時から、事業資金の獲得、事業立案能力の向上、人脈(社会人としての師を得るための)の為に多くのビジコンに参加する事になりました。


ビジネスコンテストと一口にいっても全国で多くのコンテストが開催されていますが、なぜその中でもTRIGGERをお選びになったのでしょうか?

初めてのビジコンで優勝した後、ビジコン関係者の誘いでTRIGGER2009ビジネスプランコンテストの決勝プレゼンテーションを観覧しました。その時にTRIGGERの決勝舞台の華やかさに魅了され、来年度は自らそのステージに立ちたいと思いました。


TRIGGERにエントリー後、セミナーやメンターの方からのブラッシュアップがあったかと思います。TRIGGERにエントリーして得られたものはあったでしょうか?

TRIGGERビジネスプランコンテストでは、事業計画の立て方からして、実務にも役立つ多くの勉強をさせて頂けた事が凄く良かったです。社会人に通用する、「使える」事業計画書の作りからを教えて頂き、自分の事業計画をより現実的なプランに練り上げる事ができました。なお、知っている内容は改めて確認できましたし、自分の意見に反する意見を伺って、考えを深めることもできました。


惜しくも優勝とはなりませんでしたが、素晴らしいプランとプレゼンテーションを披露され、オーディエンス賞を獲得なされました。コンテスト当日の感想などありましたら是非お聞かせください。

残念ながら優勝はできませんでしたが、最初にTRIGGER2010ビジネスプランコンテストに参加した時に比べると、ビジコンが終わった時には、自分も知らないうちに成長できた事を感じました。交流会では多くの有名企業の役員を含む、社会人の諸先輩方がおられ、深い話ができて嬉しかったです。


TRIGGERエントリー後、セミナーなどでスタッフとの交流もあったかと思います。

スタッフのみなさんは常にプランナーの要望を聞き、それに答えようとしてくださって、プランナーとして大変頼りになりました。また、ビジコンの決勝までの長い間に大変な苦労をなさっていただろうというのに、力強く明るく動き回るスタッフの皆さんがとても格好いいと思いました。


最後に、起業を志す学生へのメッセージをお願い致します。

起業というものは一つの選択です。しかし、ほとんどの学生の選択とは随分異なる選択であります。大勢の人と異なる選択をするというものは大変なものです。大変で、孤独で、不安で仕方ありません。しかし、それらの不安要素をなんともなく思わせるほどの強烈な情熱を持って、挑戦し続ければ、選んだものが起業であれ、何であれ、大きく成長して夢を叶えられる力が身に付いてくると思います。

起業を目指す皆さん、皆さんが本当に叶えたい目標を明確にして、強烈な想いを寄せてください。また、その目標を常に念頭にした上で、できるだけの沢山の挑戦をしてみてください。そうして頑張っていれば、皆さんが望む未来への道が見えてくると思います。皆さん頑張りましょう。



零円授業



零円授業

2010年 決勝進出者 零円授業


林 直人 -Hayashi Naoto-
慶應義塾大学SFC2年

ビジネスプラン『零円授業』誕生のきっかけを教えて下さい。

まず私が注目したのは、「海外で人気のあるサービスを日本に持ってくること」でした。そのテーマとなったのが「受験勉強」です。丁度自分も受験後だったこともあり、中国や韓国の留学生に受験勉強について色々と聞いてみました。彼らの話の中には、予備校授業の国営放送だったりスカイプの個別指導だったりという話が出てきました。そこで誕生したのが"無料で授業配信×スカイプ個別指導"の「零円授業」でした。

教育は子供たちだけではなく全ての人に必要とされているものです。世界人口と共に世界の被教育人口も増える。様々なリサーチのもと、"教育"を軸としてこのプランを打ち出しました。


なぜビジネスコンテストに出場しようと考えたのでしょうか?

キッカケは黒濱先輩(TRIGGER2010代表)に誘って頂いたことでした。ただ実は、最初はコンテストの出場に対して消極的でした。というのも、コンテストに出場することによって自らのプランを盗まれる可能性もあるからです。新規事業の創造においてビジネスコンテストはあくまで通過点であり、目的ではないというのが私の考えです。


TなぜTRIGGERへの出場を決断されたのでしょうか?

理由は3つ程あります。まず一つ目に、TRIGGERに元マッキンゼーの講師の方がいらっしゃると聞いたことが挙げられます。「マッキンゼー」とは一体どんな会社なのか、自分自身とても興味があり、TRIGGERに参加してみようと思いました。二つ目に、TRIGGERスタッフの本気さです。現在いろいろなビジネスコンテストがありますが、その主催者側が起業しているというのは少ないように感じます。その中でTRIGGERでは春日さん(TRIGGER2009代表)のように、運営メンバーも起業しているという実績があり、自らも起業を考える立場として、「TRIGGERのスタッフは信頼できる」という思いがありました。そして3つ目は、TRIGGERの圧倒的な「規模感」です。日本最大のコンテストだからこその価値を感じました。


コンテスト前のTRIGGERセミナーやブラッシュアップ(メンター制度)を通じて得られたものについて教えて下さい。

セミナーやメンター制度を通じて、自分のプランを「どうやったら大企業へと成長させることができるか」ということを学ぶことができました。元々は個人事業としてやっており、具体的な登記等は考えていなかったのです。しかしメンターの方にブラッシュアップして頂きながら、「自分がこの業界において一番になれる」という自信が持てるようになりました。

こういったコンテストに出場するという事は、TRIGGERで言えば3か月間、走り続けることになります。そこには多くの時間とエネルギーが必要とされます。大学の授業を割くこともあるかもしれません。TRIGGERに出場する前までは、そういった"実践"よりもまず自分で"勉強"することの方が大事なのでは?という考えがありました。しかしこのTRIGGERに出てみて、自分の勉強とはまた違った、「実際に走りながら学ぶ」という大切さを実感することができました。


コンテスト当日の感想について教えて下さい。

コンテスト当日は自分のプランに対し様々な意見を頂きました。そこで受けた評価は今の自分への教訓と自信につながっています。

コンテスト出場者として、コンテスト当日に参加される(スタッフ・オーディエンスを含め)皆さんに伝えたいことがあります。それは、「ビジネスコンテストに来る」ことが目的なのではなく、「その後に自分が何を成すか」が大事だということを忘れないで頂きたいのです。ビジコンに来ただけで、何もしていないのに何かした気になる。それが一番もったいないことだと私は思います。


スタッフとの交流について教えて下さい。

黒濱先輩には本当に感謝しています。このTRIGGERに出場するキッカケとなったのも先輩に声をかけて頂いたことですし、また先輩から社長を紹介して頂いたこともあり、未だ黒濱先輩には頭が上がりません。

先ほどTRIGGERスタッフの本気さを挙げさせて頂きましたが、私が今後のTRIGGERのスタッフの方に望むこととして、もっともっとスタッフの皆さんがTRIGGERとしての目的に貪欲になって良いと思います。自らの目的を達成させるべく、自分たちの理念を強烈に信じ込んで走る。そこにより最高のTRIGGERが生まれると思います。


TRIGGER出場後の「零円授業」について教えて下さい。

まず、結論からいうと「零円授業」は失敗しました。というのは、自分たちがメインツールとしていたスカイプやユーストを、実際に使っている高校生が少なかったからです。

ビジネスコンテストで決勝まで進み、評価を頂いたプランが失敗する。これは自分にとって大きな挫折でした。しかし、それで諦めることはなかった。私は対象を切り替え、画像としてのコンテンツを文字で配信する「受験勉強法日記」を考案しました。するとこれが大ヒット。窮地を救われました。この経験から自分が学んだのは「壁にぶつかっても諦めずに挑戦すること」。大切なのは"失敗しないこと"ではなくて"失敗を突破すること"なのだと分かりました。

現在は国内での事業展開となっていますが、今後はITツールを中心に国内外ともに進出していく予定です。近く登記を予定しており、来年には売上3000万を目指します。


「すべての人に成功への機会を」


これが私の一貫した信念です。"教育"は全ての人に必要とされるもの。その人々全員に成功への機会を提供するために兆を動かすのが自分の使命だと考えます。しかし時間は限られている。人生は長いようであっという間です。その限られた時間の中で、いかに成果を残せるか。それを常に意識して取り組んでいます。


起業を志す学生へメッセージをお願いします。

私は少し"リアル"な観点からメッセージを送りたいと思います。

ビジネスにおいて最も重要なのは「競合優位性」です。すでに成功している案を真似すればある程度は儲かりますが、真似できなければもっと儲かる。自分の強み、役割は何なのか。そこに、徹底的なリサーチ、実行、改善を繰り返し、"確実性"を身に着けることが必要とされます。

起業がリスクの大きなものであることは確かです。事業そのものが失敗することもあるし、違法すれすれのビジネスに行ってしまったかつての仲間もいる (資本源には気を付けるべきです)。自分の予測と市場の動きが違うことだってしばしばです。だからこそ計画の確実さが求められる。その事業に切実な需要はあるのか?自分の有する資本で戦えるのか?色々な角度からリサーチし、常に柔軟に構想を考えることが大切です。

そして「実際に手を動かし、汗を流す」。自分で実際に走ってみて気づくことはたくさんあります。もちろん失敗もあるでしょう。しかし。失敗して得たものは、後々非常に貴重な経験となります。私は早くからたくさんの失敗をするべきだと思っています。


自分の競合優位性は何か。それをいかに強く信じ込めるか。


これを、起業を目指す皆さんに強く意識して頂きたいと思います。